花粉症が一因の目に対してのアレルギー症状を抑える成分はいくつかあります。クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギー症状をひきおこす誘発物質（ヒスタミン等）の放出を抑えることで（抗アレルギー作用といいます。）、目のかゆみや充血などの症状を緩和します。初期治療として使うのがよく、ひどい症状になってしまってからだと、あまり効果がなくなるといわれています。この成分の入っている目薬は、藤沢薬品工業の『エージーアイズ AG EYES』などがあります。マレイン酸クロルフェニラミンは、アレルギー症状をひきおこす誘発物質の働きを抑制し、目の充血やかゆみなどをやわらげる抗ヒスタミン作用があります。今、目がかゆい状態の人や、もうすでに起こってしまった症状をやわらげるのに効果があるとされています。抗炎症作用と抗アレルギー作用があるのはグリチルリチン酸二カリウムで、目の炎症をしずめます。この成分を含む商品は、ロート製薬の目薬『ロート点眼薬アルガードa』などがあります。なお、目薬を使う場合は、医師や薬剤師などの専門家や説明書の書いてある通りにご使用ください。
＞花粉症〜対処方法〜のトップページ